逗子市が誘致を目指している総合的病院の市民説明会が21日、市役所で開かれた。15日に続く2回目で、この日は約30人が出席。平井竜一市長が運営法人に医療法人社団「葵会」を選定したことや今後の計画などについて報告した=写真。
同法人は市から無償貸与される沼間3丁目の用地約2万平方メートルに内科や小児科など12科目を診察する300床規模の病院建設を計画。早ければ2020年度中の開設を目指している。現在同じ医療圏で不足している175床については昨年末同法人が県に申請しており、3月までに割り当てが決まる見通し。平井市長は病院誘致について「30年以上に渡って頓挫してきたが、今回こそは実現させたい」と意欲をにじませた。
一方で参加した市民からは「(法人が想定する)全室個室は患者の孤立につながらないか」「病院を作る話ばかりが先行して具体像が見えない」など懸念する声があがった。これに対し平井市長は「法人から提案を受けている段階で、いずれも決定したものではない。詳細については皆さんの意見を踏まえた上で今後つめていく」と理解を求めた。
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