市民に地場産業を知ってもらおうと、小坪漁業協同組合と市観光協会は14日、ワカメの収穫体験を行った。事前公募で参加した17人が漁師の手ほどきを受けながら、乾燥ワカメに加工する一連の工程を体験した。
今の時季は養殖ワカメの最盛期。この日はイベント用に約200キロを収穫した。生ワカメは茶褐色だが、茹でると鮮やかな緑色になる。漁師らは「火を通し過ぎると色や食感が悪くなる。茎を見ながら加減を調節するのがポイント」などと解説。続いて真水でもみ洗いし、1枚1枚丁寧に広げながら日干しにした。天候に恵まれれば2日ほどで乾くという。妻と参加した佐藤修一さん(48)は「加工するのに大変な手間がかかっていることに驚いた。漁師さんの有難味を感じる」、イベントを発案した座間太一さん(51)=人物風土記で紹介=は「逗子唯一の産業である漁業を多くの人に知ってもらえたら。来年以降も実施したい」と話した。
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