記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 6月23日0:00更新
その道の大家だったり、顕著な功績を残した人物であるのに、偉ぶることなく謙虚な姿勢で接してくれる。人様に誇れるものなどない身からすれば恐縮至極なのだが、そうした人物と出会いは、この仕事を生業として良かったと思える瞬間だ。逗子独立運動の旗手で激動の時代を生きた山口さん。取材の約束もなしに現れた小生を応接間に通し、当時のことを一つ一つ丁寧に教えてくださった。記憶は今も色褪せておらず、過去の歴史はより良い今と未来にこそ活かしてほしいという姿勢には頭が下がる思いがした。心のうちを少しは代弁できただろうか。その手助けができたならば嬉しい。