記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 8月4日0:00更新
先日、細君がふるさと納税制度を利用してウニを取り寄せていた。新鮮な無添加の塩水ウニは臭みなど一切なくとろけるような甘さ。送り先を見ると「北海道せたな町」とあった。西端にある人口8千人ほどの小さな町で、水産業や農業が盛んという。ヨットやウインドサーフィンなど逗子や葉山との共通点があることも初めて知った。制度をめぐっては、一部の豪華返礼品や自治体間の”返礼品合戦”など批判もある。制度本来の趣旨を過度に逸脱してはなるまい。だが一方で、利用することでそれまで全く無縁だった遠くの町とふと繋がった気になれる。それは魅力の一端かもしれない。