先祖や故人を灯籠に託して供養するお盆千燈供養祭「精霊(みたま)おくり」が17日夜、逗子海岸で催された。東日本大震災や熊本地震など災害で犠牲になった人々の供養も行われ、老若男女が心静かに手を合わせた。
逗子仏教会などが主催する送り火の法要。海岸中央には祭壇が設けられ、供養に訪れた多くの人が列を作った。故人名や戒名が書き入れられた灯籠が積まれ、僧侶による読経の中、お盆の飾り物に火が放たれると辺りは厳かな空気に。精霊船による曳航も行われ、海上に浮かぶ灯りを見守りながら精霊を見送った。
先祖の供養に訪れていた市内在住の60代女性は「今年も変わらずお盆を一緒に過ごすことができた。来年もまた会えるように」と願いを込めていた。
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