逗子・葉山版 掲載号:2017年8月25日号

元社員寮、ものづくり拠点に 社会

有志らが「DIY」改修

DIYでオープンを目指す「空家レンジャー」ら(=19日、長柄)
DIYでオープンを目指す「空家レンジャー」ら(=19日、長柄)
 閉鎖された社員寮をシェア工房として再生させる取り組みが葉山町長柄で始まった。ボランティアの有志らが業者に頼らず、自らが改修する「DIY」(Do it yourself)で9月中のオープンを目指すという。廃材や不要になった道具を活用し、新たな価値を創造するその名も「葉山ファクトリー」。

 南郷交差点のほど近くにある古びた建物。2階部分には8部屋の個室、1階には食堂などの共用スペースを備えている。昨年まで建築会社の社員寮として使われていたが、入居者が少なくなったことなどから今年になって閉鎖されたという。

 「秘密基地を作っているような感じ。自分の好きに作れるのはわくわくする」。19日、作業に参加していた藤沢市の40代男性は額に汗を浮かべながら笑みを覗かせた。本業で水道工事業を営む傍ら工芸品を作っており、知人と一室を借りることにしたという。

 改修を手掛けるのは、町内外に住むボランティアら。逗子市新宿在住のエンジニア、加藤太一さん(36)がSNSなどで参加を募り「空家レンジャー」として週末を中心に活動している。

 「単に改修するにしても自分の手で直す方が建物に愛着が湧く。使いたいと思える建物に生まれ変わることは空き家問題を解決するヒントにもなるはず」。加藤さん自身、空き家を改修したシェアハウスに暮らす。自ら改装すれば費用が抑えられるだけでなく、作業の参加者がそのまま借り手になるケースもある。DIYを通じた建物の再生に可能性を実感していた。

 葉山ファクトリーはプロジェクトの第2弾。作業は参加者同士で分担し、改修に必要な材料も廃材や不要になった道具で極力賄う。例えば使われなくなった枕木はウッドデッキに、左官用の不要なコテはドアノブに、といった具合だ。

 ゆくゆくは入居者がそれぞれのスキルを生かした一般向けのワークショップなども構想しており、「通常捨てられてしまうものもアイデア一つで形になる。不要なものが新しい価値に生まれ変わる拠点にしていけたら」と加藤さん。

 ただ、最低限の材料の購入費に加え、錆びた階段や水回りなどの設備改修が必要で、資金調達のためのクラウドファンディングを実施する。9月21日まで。詳細は【URL】https://camp-fire.jp/projects/view/36203

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