「星降る町の映画祭 with CINEMA(シネマ) CARAVAN(キャラバン)」と題した屋外イベントが今月30日(土)、三浦市の県立城ヶ島公園で開かれる。「逗子海岸映画祭」を手掛けるクリエイターらが「三浦半島に映画文化を広げたい」と今回初めて企画。太平洋を一望する絶好のロケーションで映画だけでなく、グルメや体験企画など様々な仕掛けを用意した。
イベントをプロデュースするのは、「地球と遊ぶ」をコンセプトに2010年から「逗子海岸映画祭」=写真=を運営する「CINEMA CARAVAN」。世界の名作や料理、文化が一堂に楽しめるプログラムや会場装飾など、写真家の志津野雷さんを中心に、クリエイター仲間が手掛ける非日常的な空間が人気を集めている。
「こうした動きを三浦半島内に広げていこうと考えたとき、城ヶ島はどうかと考えついた」と志津野さん。自然や風景、人の営み。島を実際に訪れて多くの魅力を感じたメンバーらは、すぐに企画立案へ乗り出すと地元区長や事業所、漁協などへ協力を打診。当初は困惑していた住民もアイデアと熱意に打たれ、趣旨に賛同。城ヶ島観光協会の青木良勝さんも「夕景や星空など今まで知られてこなかった魅力を発信できるきっかけになる」と期待する。志津野さんは「単発で終わらせず、地域のイベントとして根を張ることが目標」と展望を話した。
3作品を初公開
当日上映されるのは「浅草スマイル」「巣鴨救急2030」「大津city今恋心」の3作品。いずれも今回が初公開で、若手映画監督がメガホンをとった。来場者は同公園内ピクニック広場に設置される大型スクリーンの前で、思い思いに鑑賞を楽しむことができ、3監督を招いたトークショーや交流コーナーも設ける。そのほか、志津野さんらが撮影した海南神社例大祭やマグロの水揚げ風景、漁師の生活を追ったオリジナル映像も披露。ミュージシャンの奏でる音楽とのステージも見どころの1つという。「島全体を一日かけて楽しんで」と同実行委。
開催は午前11時から午後9時頃(映画上映は5時から)。入場無料。小雨決行、荒天中止。詳細はホームページ(「星降る町の映画祭」で検索)まで。
逗子・葉山版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|