平安時代、貴族が平服として身に着けた「狩衣(かりぎぬ)」の着付け体験が先月25日、桜山の逗葉高校で行われた。生徒らは初めての衣装にとまどいながらも、伝統の習慣や風俗について理解を深めた。
古典の授業の一環。この日は2年生の生徒3人が衣装を着せられる「殿」役や着付け作業をする「衣紋者(えもんじゃ)」役を務めた。
生徒らは、県立教育総合センターの指導主事2人の指導で、単衣(ひとえ)や指貫(さしぬき)など一連の着付けを実演。完成後は講師から「狩衣はフリーサイズで誰でも着れる、当時のスポーツウェア。この格好で鷹狩りを嗜んでいた」などと解説を受け、貴族のトイレ事情や生活習慣などについても学んだ。
殿役を体験した石井走(らん)さん(17)は「すごく重くて動きづらい。当時の人は大変だったと思う」と話していた。
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