「日本ヨット発祥の地」を広くPRしようと葉山町は15日、パナソニックと情報発信などに関する協定を締結した。2020年東京五輪江の島セーリング競技の開催を見据え、写真を切り口にまちの魅力を内外に発信していく。同日、町役場で締結式が行われた。
フォトコンテスト3月に
町は魅力発信の一環として、一昨年、画像共有アプリ「インスタグラム」で町公式アカウントを開設。毎日投稿される風光明媚な風景やお洒落スポットが若年層を中心に人気を呼び、登録閲覧者数は国内自治体では3番目に多い約8千人に上っている。一方、パナソニックは会員数約25万人を有する写真共有サイト「LUMIX CLUB PicMaTe」を運営。これまでも複数の自治体と協力し、地域の魅力を題材にした撮影会を実施しているほか、東京五輪の公式スポンサーでもある。町は両者が連携することで、葉山のブランド力向上や将来的な移住促進にも効果が見込めるとし、協定締結が実現した。
締結式で山梨崇仁町長は「発祥の地としてヨットに関する情報を発信するのは町の責務。ノウハウを持つ企業の協力を得られることに感謝したい」、パナソニックAVCネットワーク社の前田将徳部長は「協定を機に葉山町とセーリング競技を一層盛り上げていきたい」とあいさつした。
連携の第1弾として、3月5日(日)に「フォトフェス〜いつかは葉山へ」と題したイベントを開催。同社製デジタルカメラを使用した撮影会やプロカメラマンによる写真講座、フォトコンテストなどを通じて葉山の魅力を体感してもらう。会場は葉山しおさい公園で午前10時から午後5時。参加無料、定員40人(抽選)。問合せは町政策課【電話】046・876・1111
今夏に大規模イベント
町は東京五輪開催に向け、ヨットを通じた情報発信と同時に町民が競技に触れ合う機会づくりにも力を入れる。「町民全員にヨットに乗ってもらう」を合言葉に、8月頃、大規模なヨットイベントを開催。町民にクルーザーの乗船体験をしてもらうほか、写真撮影会、五輪選手をゲストに招いたトークショーなどを予定しており、「ヨットのまち」の機運を高める。町は2017年度当初予算案に関連事業費として約780万円を計上した。
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