藤沢駅南口バスターミナルで無差別殺傷事件を想定した犯人検挙、救護訓練が20日、行われた。藤沢警察署をはじめ、藤沢市消防本部、江ノ電バス、藤沢暴力追放推進協議会のメンバーらが参加。藤沢警察署員だけで40人を超え、大掛かりなものとなった。
人通りが増える午後2時、バスターミナル4番線付近で、木刀と刃物を持った男が徘徊するところから訓練がスタート。男は停車中の江ノ電バスに乗り込み、乗客を切りつけた後バスを降り、駆けつけた警官に取り押さえられ、逮捕後目撃者らを確保、消防はけが人を救護する、という設定。バスには、暴追協の田中正明会長や新井信行藤沢市副市長らが乗り込み、訓練を見守った。
参加者の一人、江ノ電バス運転歴10年の田村文男さん(46)は、マニュアルに沿って運転席から離れず非常連絡ボタンを押し「緊急事態発生!」を表示させ、車内の状況を確認。犯人逃走後は、けが人を確認、非常用の携帯電話を使い救急車を呼んだ。
田村さんは、「(利用者の)安全確保が最優先です」と話し、「(実際には)もっとパニックになると思う。運転と同じように冷静さを保てるかがポイントになる」と話した。
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
1周年記念しマルシェ開催3月29日 |
|
|
<PR>