学力向上へ授業体制変更 4月から 県立七里ガ浜高校
神奈川県立七里ガ浜高校(786人・吉田幸一校長)は、学力向上への取り組みとして新年度から授業体制の変更を行う。
教育指導要領の改訂(高等学校は2013年度から)を見据え、現状の90分授業を50分へ見直し、2学期制を3学期制に変更する。また大学進学に向けた学習環境を作るために、大型連休前の夏期講習メニュー提示や、成績不振者の補修なども実施する。国際理解を進めるための英語力向上もポイントの一つだ。
新入生には、入学前の合格者説明会で、高校生活で何がしたいかを問う作文や各科目の課題を出す。4月に校外で実施する特別授業「新入生合宿」では、同校卒業生の高徳院住職・佐藤孝雄さんの講演も企画した。
これらの取り組みは、ソニー出身で昨年4月に同校へ赴任した吉田校長が、民間経験を活かし発案した。校長は「自分で考える能力をつけさせたい。そのためにも、組織経営のマネジメントを明確にし、教育力の向上を推進する」と話した。
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