藤沢市内で生産されるフルーツの収穫や販売が、最盛期を迎えている。JAさがみ藤沢市果樹部会の青木徹部長によると、今年の生育状況は、雨が少なかったため実は小粒という。だが、温暖な気候が続いたため糖度の高い、甘いナシやブドウが育っているそうだ。
現在、市内には約60軒の農家が果樹を栽培。藤沢で生まれたブドウ「藤稔(ふじみのり)」や「紅義(べによし)」をはじめ、ナシ、ブルーベリー、リンゴ、カキ、キウイ、ミカンなどが季節によって収穫される。出荷量はブドウが県内2位、ナシが6位(神奈川農林水産統計年報)。果樹畑は全体で150haほどあり、これは市内の畑の20%を占める。
青木部長は「今年3月に起きた震災の影響もあり、放射性物質への関心が高かった。先日測定を行い、県から不検出の認定も出たので、安心安全の果物を皆さんに届けられる」と胸を撫で下ろした。
藤稔は9月初旬、ナシ各種は9月末ごろまで、直売所などで販売を予定。秋にはリンゴやカキ、冬にミカンといった果実が獲れる農家も。また、8月23日(火)にはイトーヨーカ堂湘南台店で「藤沢市果樹持寄品評会」を開催。市内果樹農家が品質を競い合う。
問合せは藤沢市農業水産課【電話】0466(50)3532まで。
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