藤沢警察署は20日、振り込め詐欺被害を未然に防いだとして、さがみ農業協同組合(JAさがみ)藤沢支店副支店長の小林康宏さんと窓口職員の高橋寿充さん、横浜銀行片瀬支店預金課長の丸山和彦さんと窓口職員の青柳美穂さんに感謝状を手渡した。
同署と両支店によると、JAの事案は、85歳の女性のもとに12日、孫を装い、携帯電話の番号が変わったこと、体調を崩し声がいつもと違うと電話があり翌日、「会社のお金を使い込み、ばれると辞めさせられるので、おばあちゃんの融資を担保にしてくれないか」と電話があったという。この女性が同支店で800万円の融資を申し込んだ際、応対に当たった高橋さんが振り込め詐欺を疑い、小林さんに報告、2人で説得し、詐欺を防いだ。
横浜銀行の事案についても同様に、91歳の女性に、孫を名乗る男性から13日に電話があり翌日、「電車の中で痴漢をした」など、1000万円の援助を要請。女性が定期預金の解約を申し込んだ際、応対した青柳さんが振り込め詐欺を疑い、丸山さんとともに被害を防いだ。
両支店は「孫を思う気持ちを利用した卑怯な手段が許せない」「孫を信じる被害者に、『だまされている』と信じてもらうのが本当に難しかった」と話していた。
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