VOL.64 モノクロプリンターでも大丈夫!?
国税庁では、申告書の作成について、国税庁ホームページに掲載されている「確定申告書等作成コーナー」の利用を推進している。
このコーナーでは、画面の案内に従って金額等を入力すれば、税額等が自動計算され、所得税、消費税、贈与税の申告書や青色申告決算書等が作成できる。
インターネットに接続されたパソコンさえあれば、何時でも、どこでも、誰でも申告書が作成できるシステムなのである。このシステムは、平成22年分所得税申告書約2315万件(全国)のうち約779万件(約34%)で利用されており、年々増加している。
ところで、当初、このシステムで作成した申告書の印刷にはカラープリンターを使用するようお願いしていた。
これは、申告書を読み取るOCRという機械が赤色を読み取らないことから、申告書の数字記載欄の枠線を赤色にすることで、入力された数字を正しく読み取れるようにしていたからである。枠線が黒色で印刷されるとOCR機はその枠線を「1」と誤読してしまう。
現在は、この数字記載欄の枠線自体を無くすことで、モノクロプリンターの印刷でも数字を正しく読み取れるようになった。
なお、ホームページの申告書様式掲載箇所から印刷する場合には、前述と異なり、枠線が印字されますので、カラープリンターの使用をお願いします。(藤沢税務署税務広報広聴官)
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