藤沢市北部の藤沢北警察署管内で15日、振り込め詐欺の被害が今年に入ってから初めて発生した。被害は同日に2件起こり、被害額は合わせて約200万円。市南部の藤沢署管内でも先月31日に今年初めて、1件約100万円の被害が出ており、両署は市民に警戒を呼びかけている。
振り込め詐欺は近年、犯行が巧妙化している。藤沢北警察署によると、今回市内で14日からかかり始めた犯行の前兆電話では、息子を名乗り「風邪を引いている。給料が上がったので、毎月3万円ずつ実家に入れようと思う」と発言。翌日、同じ男から「今、銀行だからお母さんの口座番号と暗証番号を教えて。カードのプレミアム会員になると金利が上がるから変更しておく。古いキャッシュカードは使えなくなるので、銀行協会の人が取りに行くから渡しておいて」などとして、自宅に銀行協会を装った男が訪れ、キャッシュカードを騙し取られたという。
同署では「自宅に金融機関職員や警察官などがキャッシュカードや預金通帳を取りに行くことは一切ない。電話で金銭の要求やキャッシュカード譲渡の話が出たら、必ず家族や警察に相談を」と話した。
昨年、両署管内では27件の被害が発生(既遂・未遂含む)。被害額は約8000万円に上った。
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