3月4日から7日までパリで開催されたベーカリーW杯「2012クープ・デュ・モンド」に、神戸屋キッチンルミネ藤沢店勤務の長田(ながた)有起さん(31)が出場し、日本代表チームが10年ぶり2度目の世界一に輝いた。
1992年から開催されているW杯。世界12カ国が参戦し、各国選手団は3人で「パン部門」「ヴィエノワズリー部門」「飾りパン部門」を担当する。限られた材料の中で、規定の品目を8時間以内に仕上げ、技術やスピードが競われる。
3日目に登場した日本は、参加12カ国の中でも作業の正確さ、芸術性、スピード、チームワークが高く評価され、2002年以来2回目の優勝を果たした。
パン部門に出場した長田さんは「会場の流れが日本に吹いていた。小麦粉や水、窯など環境が違うので、気を引き締めていこうと思った」と振り返る。規定時間を20分残して作業を終了した日本チームには、ギャラリーから盛大な拍手が送られたという。「3人でずっとトレーニングを積んできた集大成となった。支えてくれた人たちが喜んでくれて嬉しかった」と喜びを噛み締めた。
長田さんは「自分の作ったパンをお客さんに食べてもらいたい。常に一定のレベルのパンを作れるように精進していく」と話した。
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>