辻堂元町に住む吉田正樹さん宅の庭で24日、使用していたトラックを東日本大震災で被災した宮城県東松島市に寄贈するため、吉田さんの娘や友人ら18人が集まり、トラックにイラストを描いた。
当日集まった小学校高学年の子どもたちは、トラックに自身の手のひらをあてマジックでなぞり、描かれた手のひらの中に自分の名前とメッセージを添えた。
子どもらは「何を書こうかな」と相談しながら作業を開始。約1時間で18個の手のひらが描かれたトラックが完成した。メッセージには「大変だろうけど頑張ってください」、「辻堂より愛をこめて」、「少しずつ明るい未来へガンバレ」、「確実に一歩」といった、子どもたちの率直な言葉が綴られていた。
運転席と助手席のドア部分には、書道師範の資格を持つ吉田さんの夫人、晴子さんが直筆で「東北『絆』湘南」と書いた。
吉田さんは地元で不動産管理の仕事をしており、仕事で使っていたトラックを買い替える際「被災地を元気付けるため、有効利用できないか」と考え、引き取り先を模索。仮設住宅に車両を提供する団体をインターネットで見つけ、連絡をとると「ガレキ処理や被災者の引越しにトラックが必要」と言われ、寄贈を決めたいという。
殺風景なトラックを贈るより、見て元気がわくものをとのアイディアから、子どもたちにアートを手伝ってもらった。
吉田さんは27日、「手のひらトラック」を自ら運転し、被災地へ届けた。
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