9割の藤沢っ子「運動好き」
4月から実施された新学習指導要領で「武道」と「ダンス」が中学校で必修化されて注目を浴びた。一方で、子どもの「運動」に関しては、体力の低下や、運動習慣のない子どもの増加などの問題も指摘され続けている。「藤沢っ子」の運動能力や、スポーツへの意識はどうなっているのか―。今年のこどもの日特別企画は「体力」をテーマにした。
小学5年生と中学2年生の運動能力を調査する、文部科学省の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」では握力や上体起こし、反復横とびや20mシャトルラン(持久走)など8種目の結果を得点化して合計し、比較する。
2010年度の結果では、藤沢の小学5年生は男女とも体力合計点が全国平均よりも下回ったが、中学2年生では男女共に上回った。
小学5年生の男女ともに、立ち幅とびや反復横とび、長座体前屈で全国平均を下回り、瞬発力系や柔軟性の種目に苦手が見られる結果となった。走ることに関しては、シャトルラン(持久走)は全国平均を下回ったが、50m走では全国平均を超えた。また、握力の数値も全国を超えている。
中学2年生では、ほとんどの種目で全国平均を超える数値を記録しており、合計得点でも全国を上回る結果となったが、上体起こしでは下回った。
総合評価の分布から「藤沢っ子」の運動能力の特徴を見ると、高い能力の子どもは多くないものの、低い子どもも少なく、平均的な数値の子どもが多かった。
運動習慣等調査では、両方の学年共に、約9割の子どもが「運動やスポーツが好き」との回答だった。
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