時宗総本山遊行寺の境内特設舞台で23日、今回で27回目となる遊行寺薪能が行われた。主催は同実行委員会(田中正明実行委員長)、後援に藤沢市、(公社)藤沢市観光協会、藤沢市教育委員会、藤沢商工会議所、(社)藤沢青年会議所、三浦藤沢信用金庫。2年ぶりの開催に、会場には約1600人が来場、幻想的な世界に酔いしれた。
当日はすすき念仏で開演。田中実行委員長は「今回、皆様の温かい励ましのおかげで開催できた。市民を代表してお礼を述べたい」とあいさつ。三浦藤沢信金の平松廣司理事長は「地元の信金として今後もしっかり社会貢献活動を行っていく」と語った。
演じられたのは喜多流・内田成信氏の能「六浦」、大蔵流・山本東次郎氏の狂言「察化」、喜多流・内田安信氏の能「雷電」。夕暮れとともに火入れの儀が行われ、観客らは日本古来の伝統芸能に見入っていた。
遊行寺薪能は1986年に三浦藤沢信用金庫の前身である当時の藤沢信用金庫と地域住民らが中心となり、「藤沢の地に後世に残る文化活動を創造しよう」と始められた。
昨年は東日本大震災の影響で中止を余儀なくされたが、藤沢の初秋の風物詩として人気のあるイベントとなっている。
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