資源戸別収集 「満足」が約8割 「負担軽減」が評価
藤沢市は12月議会定例会で、「『資源品目別戸別収集』と『商品プラスチック収集』に関するアンケート結果」を報告した。これらの収集は4月から市内全域で実施スタート。資源品目別戸別収集の満足度では、およそ8割が「満足している」と回答した。
アンケートは9月に市内2000世帯を対象に実施された。資源品目別戸別収集の満足度は「大いに満足している」が40・7%で、「少し満足している」の35・8%と合わせると76・5%となった。
主な理由として「運搬や、分別当番など集積所の維持管理の負担が軽減された」「家庭内の資源ストック場所が少なくて済む」「集積場でビンやカンを排出する時の音がなくなったから」などが挙げられた。
市環境事業センターは「実感としても戸別収集を評価してくれる人が多いように思う。市民が分別の疑問などを収集職員に質問する場面もあり、ごみや資源への関心が高まる機会となっているようだ」と話す。町内会や自治会とも協力しながら、より分別の徹底を図っていくという。
一方で満足していない理由には「資源を出す日程がわかりづらい」「毎日出さなくてはいけないから」「戸別収集ではプライバシーが守られない」「収集車が頻繁に通行するから」などの声があった。
市では4月から市内全域で資源の戸別収集を実施。対象は「ビン」「カン」「ペットボトル」「廃食用油」「本・雑誌」の5品目。
資源品目別戸別収集にかかる経費は、単品で戸別収集する「ペットボトル」「カン」「本・雑誌」の経費などで2億8100万円増額したが、これまで資源集積所に配布していた容器などが不要となり2億2600万円が減額。2012年度の予算ベースで約5500万円となった。
商品プラは「満足」6割
また、昨年度まで不燃ごみとしていたプランターや洗面器、バケツなどのほか、大型ごみとしていた衣装ケースやベビーバスなども「商品プラスチック」として新たに資源品目に加えた。4月から8月までの収集量は約50t、1万3839個。アンケートでは「満足」「少し満足」を合わせると62・3%となった。
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