やまゆり杯藤沢地区を5年ぶりに制し、県大会へ臨むママさんバレー「羽鳥」のキャプテン 安藤 隆子さん 羽鳥在住 41歳
心一つにボールつなぐ
○…毎週月曜と木曜、夜の体育館に大きな声が響く。「ナイスサーブ」「惜しい惜しい」。コートに立つ29歳から57歳までの「ママさん」の中で人一倍元気な声を張り上げる。「普段はみんなごく普通のお母さんですよ。でもボールを追いかければ夢中になって、大きな声を出して。こうしてバレーボールができる環境があることはとても幸せなことですよね」と目を細める。
○…バレーボールとの出会いは北の台中学(綾瀬市)の時。伊勢原高校、松蔭女子短大(現・松蔭大学)とプレーし、20歳で松下電池に入社。実業団でも9人制バレーの選手として活躍した。24歳で結婚、引退するも、すぐに羽鳥チームに参加。以来ママさんバレーの選手として「子どもがお腹にいた時と、生んで2カ月くらい」を除いては常にコートに立ってきたという。「年上の人もいる中で、みんながキャプテンを支えてくれるのでやりやすい。身体が続く限りずっとこのチームでプレーしていたい」。
○…実業団選手だった夫も地域のチームでプレーを続けており、中学1年と小学3年の2人の子どももバレーボールに汗を流すバレー一家だ。「家では特別バレーの話をするわけでもないけれど、子どもたちも自然とプレーするようになって。やっぱり嬉しいものですね」と笑う。
○…羽鳥チームが藤沢地区決勝大会を制したのは5年ぶり。全5試合すべてで2対0のストレート勝ちを収めたが「楽な試合は1試合もなかった。練習通りの攻撃を心がけた結果です」と慢心は見られない。チームではハーフレフトのポジションを務め、力強いスパイクを打ち込む。「トスが乱れた時にも打ち切れればチームのリズムにもなる。みんなで拾ったボールが繋がって、点が決まった時が一番嬉しい」。良い意味で楽しみたいと話す県大会は3月に秋葉台文化体育館で行われる。
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3月29日