県立藤沢総合高校の生徒が育てたスイートピーが開花し1月29日、収穫と花を使った校内の装飾が行われた。当日は摘み取った花を、校内ラウンジの花瓶に生けて、飾りつけた。今後収穫する花は、老人福祉センター「こぶし荘」に寄贈される予定という。
花は農業科学基礎の授業の一環として初めて育てられたもので、同授業を受講する生徒16人が約4カ月かけて育てた。スイートピーは通常は温室内の地面に広く根を張らせて育てる品種だが、同校ではスペースの都合もあり、県内の高校で初の試みという「プランター栽培」が用いられた。
指導に協力した近隣の農家も「地面に比べて根を張れる範囲の狭いプランターで、これほどきちんと開花するとは」と驚いたという。
育てた花はワインレッドやバイオレットなど10品種。生徒からは「カラフルできれい」「花を育てる楽しさを知るきっかけになった」といった声が挙がっていた。同校は「初の試みで苦労もあったが、期待以上に咲かせられた。来年以降は福祉施設や公民館などに花を贈れれば」と語った。
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|