藤沢版 掲載号:2013年6月28日号

孤軍奮闘 初の全国へ スポーツ

藤沢総合高校ボウリング部 濱野 美紗稀さん(1年)

賞状を手に笑顔を見せる
賞状を手に笑顔を見せる
 今年4月、彼女のために藤沢総合高校ボウリング部が創設された。7月には、たったひとりの部員として、自身初の全国大会に挑む-。

 5月上旬、県高校総体の女子シングルスで、6ゲームトータル1256ポイントの成績を挙げ準優勝。7月末に品川プリンスホテルボウリングセンターで開かれる、「全日本高校選手権大会兼JOCジュニアオリンピックカップ」への切符を手に入れた。だが優勝した選手とは、5ポイントというわずかな差。「喜びはもちろん大きかったけれど、やっぱり悔しい」と、あくまでも上を目指す。

 小学校2年生から本格的にボウリングをはじめた。5年生のときに関東大会で初優勝し、中学時代には県大会で3位に入賞するなど、県内屈指の選手として実力を伸ばしてきた。しかし今年4月藤沢総合高校へ入学したところ、当時同校にはボウリング部がなかった。高校総体など多くの大会では、部活動として学校に所属している必要があるため、学校に直接交渉して創部を訴えた。情熱と実績を受け取った同校は、特例としてメンバー1人のボウリング部の活動を認めた。

 参加の準備が整い、中学時代までは果たせなかった全国大会に向け、日々ボウリングセンターで練習に励んでいる。「初めての全国大会、悔いは残したくない。絶対に、決勝に残ってプレーする」と意気込みを見せる。

 しかし高校生のダブルス競技では通常、学校単位のチーム編成で出場するが、同競技では毎回他校と調整し、混成チームを組んでの出場となる。現在ほかの部員はまだ、いない。「普段はコーチの指導を受けながら外部で練習しているので、あまりひとりだとは意識しない。でもやっぱり、来年は後輩が入ってきてくれるといいな」と苦笑を漏らした。実力で勝ち取った目標の舞台でひとり、全国の強豪に加えて、己とも戦うのかもしれない。

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