千葉県で開催される世界大会「ワールドチャンピオンシップフォーマーチングショーバンド」に8月、藤沢市内の湘南台高校と鵠沼高校が出場する。両校ともに、2012年に行われたアジア大会の優秀な成績が、今回の世界大会への出場につながったという。
湘南台高校
湘南台高校吹奏楽部(愛称・ホワイトシューティングスターズ)が世界に挑むのは、02年に続き2回目。12年のアジア大会では、全部門を通しての最優秀賞に輝いた。
部員190人の同部は、大人数を生かした迫力あるパート編成が持ち味。特に、楽器ではなくフラッグなどの小道具を使う「ガード」部員が豊富で、色彩感や立体感、躍動感の溢れるステージを得意とする。世界大会で披露する楽曲は現在のところ未定。これから曲の選定も含め、演技全体を作り込んでいく予定という。
部長の石川実能里(みのり)さん(3年)は「経験の浅い1年生を上級生がリードしながら、まずは本戦出場を目指す。出るからには、1番を狙っていきたい」と意気込む。
鵠沼高校
鵠沼高校マーチングバンド部は、今回が世界大会への初挑戦。12年アジア大会では銀賞を受賞した。
部員は56人で、前身の鵠沼女子高校鼓笛隊から数え約60年の歴史を持つ。鼓笛隊時代の慣習を引き継ぎ、マーチングバンドとしては珍しく打楽器を前に配置した編成が特徴。世界大会には、楽曲「ペルシャの市場にて」で出場。また顧問や卒業生などが協力し、自分たちの編成に合わせて、今回初めて曲のアレンジにも挑戦するという。
パレードなどで指揮を執る隊長の太田理緒さんと、パーカッションリーダーの倉田浩成さん(ともに3年)は「個々の能力は高いと思うので、課題は集団としての完成度。本番でも、自分たちの実力を最大限に発揮できれば」と語った。
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