イギリス世界大会 テコンドー 永松兄弟が栄冠
岡澤道場湘南本部(鎌倉市/岡澤一館長)所属の永松進之介君(藤ヶ岡中1年)と秀太郎君(玉縄小6年)が、8月2日から4日にイギリスで開催された「2013世界テコンドー選手権大会」に出場し、優秀な成績を収めた。
3つの金メダル手に
2人は14歳以下のヤングクラスに出場。兄の進之介君は、40kg以下級組手と初段型の部、団体型の部で優勝を飾り、3つの金メダルを獲得した。2分2ラウンドで戦われる組手と、呼吸・力・リズム・正確性・サインウェーブ、5つの項目の優劣で競われる型。進之介君は「組手は得意で自信があったけど、型は自信がなかった。決勝で頭が真っ白になって間違えそうになった」と吐露する。団体型の部の決勝ではアイルランドの選手と対戦。会場がアウェーの中でも、「気にせず集中できた」と精神の強さをのぞかせる。「3つも金メダルが獲れて嬉しい」と満面の笑みを見せた。
弟の秀太郎君も、進之介君とともに団体型の部に出場し、金メダルを手にした。初めての世界大会に緊張したという秀太郎君。「テコンドーを始めたときから、世界大会で金メダルを獲るのが夢だったので嬉しい」と白い歯を見せた。
2人を指導する岡澤館長は「2人は兄弟仲良く、力を合わせることを実現してくれた。何に対してもチャレンジ精神旺盛で向上心がある。厳しい練習を乗り越えての結果」と賞賛した。
「蹴り技」と「型」が魅力
2人は父親である秀行さんが格闘技好きだったこともあり、進之介君が7歳、秀太郎君が6歳のときにテコンドーを始めた。進之介君は「蹴り技」、秀太郎君は「型」がかっこいいとそれぞれテコンドーの魅力を話す。
普段は週3回、道場へ練習に通うが、世界大会前は練習を増やし、夜11時まで練習に励むこともあったという。岡澤館長は「勝ちたいという気持ちがそうさせた。ご両親の支えがあってこそ」と話している。
目標は世界大会連覇
2人は8月21日に鈴木恒夫藤沢市長へ表敬訪問し、大会の結果報告を行った。
鈴木市長は2人の栄光に対し、「世界でナンバーワンを取るのはすごいこと。健康に気をつけて頑張ってほしい」と今後の活躍に期待を寄せた。
今後の目標について、進之介君は「再来年に開催される世界大会では、組手団体も含め、4冠を目指したい」とし、秀太郎君は「どんな大会でも金メダルを獲りたい」と前を見据えた。
2人は9月29日(日)に鎌倉体育館で開催される「鎌倉市テコンドー選手権大会」に出場する予定。
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