市教委 湘洋中の津波対策を報告 非常用屋外階段設置を検討
藤沢市教育委員会は12月藤沢市議会定例会子ども文教常任委員会で、藤沢市立湘洋中学校(辻堂東海岸)の津波対策検討結果を報告した。同校は、県発表の慶長型地震を想定した津波浸水予測区域内に位置し、傾斜屋根で避難場所となる屋上がなく、近隣に中高層建築物もないことから、生徒や教職員、また近隣住民などの避難場所の検討を含めた対策が求められている。市教委は、2013年に業務委託し同校における津波対策を検討してきた。
報告では、高さを10・7m、到達時間を10分の津波を想定し、【1】既存校舎における避難対応【2】生徒・教職員の避難路【3】最大避難収容人数【4】避難施設の4項目を検討・検証している。
避難場所については、屋上ではなく3階へ避難することで対応可能と報告された。市教委は、3階への非常用屋外階段の設置を検討している。
また、最大収容人数については、中学校の教職員、近隣住民、幼稚園や保育園などの公共施設を避難者として想定し、現在の校舎3階部分だけでは、収容が難しく、新たな避難施設の設置が必要としている。
市教委は、「今回の検討結果は、防災危機管理室や関係各課に報告し、湘洋中における近隣住民を含めた新たな津波避難対策について、協議を進めていく」と話した。
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御所見でスマホ相談4月23日 |
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