辻堂っ子が防災学ぶ 津波ステッカー貼り替え
子どもたちの津波に対する意識を高めようと、辻堂東海岸3丁目町内会は1月25日、地元の子どもたち19人と標高表示ステッカーの貼り替えを行った。
これは、(一社)藤沢市建設業協会が2011年10月、市内海側のカーブミラーに貼付した「海抜表示ステッカー」が劣化し、見えにくくなっていたことを受けて実施されたもの。東海岸3丁目以外の約1700カ所では、13年11月に同協会のメンバーによって貼り替え作業が行われていたが、同町内会の防災部長・小川雄二郎さんが、「子どもたちに防災教育をしたい」と持ちかけたことで実現したという。
当日は、東海岸市民の家に子ども19人をはじめ、保護者や同協会、行政担当者ら計46人が集結。ステッカー貼付の説明が行われた後、同協会のメンバーが測量機器を用いて、標高の測り方をデモンストレーションし、子どもたちも実際に測量機器を覗いて体験した。
その後、数グループに分かれ、13カ所の津波ステッカーの貼り替えを実施。子どもたちからは、「住んでいる地域が、海からどれくらいの距離なのかを知ることができた。また挑戦したい」との感想が聞かれた。
小川防災部長は、「いざという時には大丈夫と過信せずに、一刻も早く、高い場所に避難してほしい」と子どもたちに災害への心構えを呼び掛けていた。
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