観光施設「江の島岩屋」は9月30日、1993年の再オープンから500万人目の入洞者を迎えた。当日は記念セレモニーが行われ、500万人目となった内山絵里さん(20)には花束や記念品が贈呈された。
来場者は増加傾向
岩屋は江の島島内の南西にある、海の波の浸食でできた天然洞窟で、中世以前から信仰の対象として訪れる人の多かった場所。落石のため1971年から閉鎖されていたものの、同協会が再整備を行い、93年に営業が再開された。
入洞者数の推移を見ると、400万人から今回の500万人までにかかった日数は1456日。300万人から400万人までの1616日と比べ160日早い達成となり、来場者の増加傾向がうかがえる。
500万人目の入洞者、内山絵里さんは静岡県浜松市在住の大学生。「いつもテレビで見ていて、江の島に行ってみたいとずっと思っていた」と話し、500万1人目となった友人の臼井佑希さん(24)とともに、夏休みを利用して車で訪れた。2人とも、岩屋に入るのは初めてだという。
セレモニーには鈴木恒夫藤沢市長や藤沢市観光協会の二見幸雄会長らも出席。2人には記念品として、花束や海の幸詰め合わせ、江の島島内の施設を自由に利用できる年間パスポートが手渡された。
内山さんは「江の島は景色がとてもきれいで、素敵なところ。年間パスポートを活用して、また訪れたい」と喜びを語った。
二見会長は「近年は島内の歩道などの整備も進み、以前と比べ岩屋まで足を運んでくれる人の割合が増えた。今後もより多くの人に江の島を訪れてもらい、島全体をゆっくりと楽しんでもらえたら」と話した。
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>