辻堂元町6丁目で開発が進められてきた省エネタウン「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(SST)」の中核施設となる「Fujisawa SST スクエア」(=右下写真)が11月27日に開業し、グランドオープンの式典を開催した。
中心となって開発を進めてきたパナソニック(株)の役員井戸正弘氏は、「『街をつくる』から、3世代・100年にわたって『街を育む』段階へ移行した。住民や行政、協力企業とともに継続的に発展させていく」と意気込みを語った。
今回開業した「SSTスクエア」は、SSTの住民や周辺住民、企業などが交流を深めるための総合情報受発信拠点。カフェが併設され、環境教育やイベントなどを開催できる「スクエアセンター」や、住民参加型のワークショップを展開する食とものづくりの工房「スクエアラボ」、エコカーや電動アシスト自転車のシェアなどを手掛ける「スクエアモビリティ」など、大きく6つの施設からなる。「Fujisawa SST マネジメント(株)」も入居し、街全体の環境、エネルギー、安心・安全に関する情報を集約・管理しながら、エコでスマートな暮らしを支えるという。
12月中旬には施設南側にエンタメ、食・健康、ファミリーをテーマとした文化総合施設「湘南T―SITE」を開業予定。蔦屋書店やレンタルショップTSUTAYAを展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)」が運営を行う。
SSTは、太陽光発電などの省エネ設備を導入したスマートタウンを目指し、パナソニックの工場跡地約19ヘクタールに総事業費約600億円で再開発。住宅1000戸と商業施設、医療機関などが建設され、2018年の完成時には約3000人が居住する見込み。
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