藤沢市は1月13日、2015年第2週(1月5日から11日)のインフルエンザの発生状況が警報発令基準値にほぼ達したことを受け、「インフルエンザ流行警報」を発令した。今季は昨季より3週早い発令となり、市は感染予防の徹底を呼び掛けている。
インフルエンザの統計は、市内14医療機関の1週間の患者報告数が指標となっており、第2週の発生状況は417人で定点あたりの患者数は29・79人となった。市はこの段階で「基準値(定点あたり30人)におおむね達した」として、警報を発令した。
昨季は第5週(14年1月27日から2月2日)の発生状況を受けて2月5日に警報が発令されていたため、今季は3週早い警報の発令となる。また14年第51週(12月15日から21日)には定点あたり患者数が10人を超えたため、昨季よりも5週早く「注意報」も発令されている。
市保健予防課によれば、今季は神奈川県や全国でも流行の開始が早く、例年と比べ1カ月前後早く注意報や警報が発令されている。インフルエンザには複数の型があり、現在流行しているのは「香港型」(AH3型)。一度インフルエンザにかかっても、再度別の型に感染する可能性があり、今後さらに流行が拡大していく恐れもあるという。
インフルエンザの特徴は、急激に高熱を発する症状。急な発熱があった場合には、インフルエンザを疑って医療機関で受診することが望ましい。また咳やくしゃみ、つばなどの飛沫による感染が主なため、咳などの症状があるときには感染防止のためのマスク着用が推奨されている。
同課は「外出後のうがい、手洗いは念入りに行ってほしい。また体調が悪い時には早めにしっかりと休息をとるなど、感染予防の徹底に努めることが大切」と話している。
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