県が1月27日に発表した「神奈川なでしこブランド2015」に藤沢市から、本鵠沼商店街協同組合(古河弾理事長)に加盟する「鶴見屋精肉店」「ベーカリーアンジュ」「スワン洋菓子店」「薬膳ごはん和(にこ)」のレンコンを使って開発した商品が選ばれた。
「神奈川なでしこブランド」は、県内の企業や団体から女性が開発に貢献した商品やサービスを認定する事業。認定商品を県がPRすることで女性の活躍を促進する狙いがある。2回目となる今年は、56件の応募があり、16件が選定された。
同商店街の4店は、商店街活性化のためのプロジェクト「本鵠沼はす池通り物語」の一環で、商店街のシンボル「はす池」にちなみ、レンコンを使った商品をそれぞれに開発。12年11月から毎週土曜日の「レンコンの日」に販売してきた。
なでしこブランドには、古河理事長が各店には内緒で応募していたという。薬膳ごはん和の店主・後藤由美子さんは「認定の知らせを受けて、初めて応募していたことを知った。まだみんな事の重大さにピンときていない」と苦笑いしながらも、認定を喜んだ。
今後は認定商品としての表示ができるほか、県が催すイベントで紹介される機会もある。
認定された商品は「れんこんあげしゅうまい」(鶴見屋精肉店)、「はす池あんぱん」(ベーカリーアンジュ)、「恋婚パイ」(スワン洋菓子店)、「れんこん豆腐バーグ」(薬膳ごはん和)。各店とも1月17日からレンコンメニューを一新していたが、認定を受け、今後は新商品とともに認定商品も再び販売するという。
後藤さんは「これまで挨拶だけの間柄だった各店がプロジェクトを通して助け合うようになった。今では新メニューが出たらすぐに食べ合う、楽しい空気。認定を受けたことで同じような悩みを抱える商店街に元気を与えられれば」と話し、「今後は女性ならではの視点でコラボレーションなどをして発展していけたら」と意気込んだ。
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