3月末の工事完了を目指して藤沢市が整備を進めてきた「藤沢駅北口通り線」の供用開始が6月末まで延期となることが分かった。
同線は、藤沢駅北口バスロータリーと国道467号線を南北でつなぐ幅員13mの直線道路。2014年3月に完成した藤沢商工会館ミナパーク前を経由する。
藤沢北口駅前地区は、周辺道路を連結する道路ネットワークが形成されておらず、土地の有効利用や回遊性が不十分だった。そこで、藤沢市は02年度から北口の活性化を目的に、同線のほか、「藤沢駅北口東西線」などの整備に着手していた。
3月20日時点で、ミナパーク先の数十mまでの整備が完了。食品スーパーマーケット「サミット」(サミット(株)/杉並区)の建物も完成している。同社担当者は、「現在は内装工事を手掛けているが、開店時期は未定で調整中」と話している。また、市都市整備部では「可能な限り早めに工事を終わらせ、進捗状況によっては6月末の前に供用を開始したい」と話す。
「遊行通り」に影響
一方で、遊行通り四丁目商店街を通って駅へ向かっていた人が新道を通り抜けるようになり、同商店街に影響が出ているという。古賀敬司代表理事は、「従来に比べて客足が3分の1強も減少した。新道がメインになってしまうという危機感があるので、何とか対策を講じたい」と話している。
市では現在、新道と遊行通りを東西でつなぐことを検討しているほか、今回の整備によって、北口全体の人の流れを促進したいとしている。
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