国土交通省が3月18日、2015年1月1日現在の公示地価を公表した。
藤沢市の調査地点は住宅地54地点、商業地17地点、工業地4地点。工業地は横ばいだったものの、住宅地は平均0・5%、商業地は0・2%前年から上昇した。1平方メートルあたりの平均価格は住宅地が18万7100円、商業地が37万8700円、工業地が9万2600円。
地点別にみると、湘南台2丁目と朝日町の住宅地が2・1%と市内で最も上昇。次いで湘南台4丁目が2・0%、鵠沼石上2丁目が1・7%だった。一方、辻堂西海岸3丁目はマイナス2・5%、打戻字上ノ原や湘南台3丁目ではマイナス0・8%と、3地点が下落した。
商業地では、南藤沢(1・4%)と辻堂元町5丁目(0・9%)、片瀬海岸1丁目(0・8%)、辻堂元町1丁目(同)の4地点が上昇。その他の地点は変動がなかった。
県内では、住宅地が0・4%、工業地が1・0%と、6年ぶりに上昇に転じた前年に続き、今年も上昇。商業地も1・4%の上昇となったが、上昇幅は縮小傾向。交通の利便性が低く、人口減少や高齢化が進む県西の一部地域や三浦市では下落が続いている。
公示地価は地域の標準的な画地を選定し、不動産鑑定士が鑑定評価、その結果を土地鑑定委員会が審査して価格を決定するもの。公示価格は一般の土地取引価格や固定資産税の目安になるほか、公共用地の買収価格を算定する場合などの基準となる。
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