藤沢駅北口の銀座通りにある魚屋が企画した映画上映会「さかな屋キネマ」が4月26日(日)、初めて開かれる。上映するのは2013年に制作された日本映画「祖谷(いや)物語」。監督の蔦哲一朗氏のトークショーも行われる。
「好きな事で地域を盛り上げて、商店街の活性化につなげたい」―。主催者の平木タカヒロさん(52)は、40年以上続く魚屋「ふじやす」の2代目大将だ。新潟県の漁師町に生まれ育ち、年に数回行われる公民館での上映会で映画の虜になったという。
「さかな屋キネマ」は、店の2階にあるふじやす食堂(藤沢541)を有効活用しようと企画。市場の魚屋や佃煮屋など映画好きの仕事仲間と話がはずみ、開催の運びとなった。上映作品は、東京や横浜に行かないと見ることができない映画を厳選。「魚と映画の目利きには自信がある」と笑う。
「やるなら真面目に」と設備にも力を入れた。100インチのスクリーンやプロジェクター、スピーカーを購入。食堂で使用している木製の椅子は、長時間座っているのが辛いと別の物に。白い壁には暗幕を張りわずか30席だが、食堂をミニシアターにつくり替えた。「他の映画館よりもゆったり観賞できるように心がけた」と平木さんは話す。
今後は、偶数月に開催を予定。「将来は藤沢北口映画祭を開催することができたら嬉しい」と夢を膨らませている。
上映会は午後1時から。料金は1500円で予約制。申し込み、問い合わせは平木さん【携帯電話】080・5032・3419へ。
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