市立善行中学校が被災地支援を目的に取り組んでいる「ひまわりプロジェクト」の一環として、9月19日に開かれた文化祭で生徒と保護者が種の収穫を行った。
このプロジェクトは、東京電力福島第一原発事故による土壌汚染で、できなくなったひまわり栽培を生徒が代わりに行うもの。収穫した種は被災地へ送り、食用油の原料となる。
同校は昨年度からプロジェクトを始め、2年目となる今年は近隣住民の好意で約5千平方メートルの畑を無償で借り受け栽培を行った。1、2年生を中心に苗づくりから行い、夏には昨年度の約10倍となる約6千株のひまわりが花を咲かせた。
文化祭では、この取り組みを保護者に知ってもらおうと催しを企画。参加者は刈り取ったひまわりの頭から、うろこ取りやブラシを使って丁寧に種を取り出していた。約100kgの収穫を見込んでいるという。
2年生の大野瑞希さんは「夏休みの水やりで、畑と学校を何往復もするのが大変だった。できあがった食用油を買って使うのが楽しみ」と話した。
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