2016年12月1日に開設100周年を迎える辻堂駅。地元有志の実行委員会は発車メロディー「浜辺の歌」実現に向け、12月12日に駅北口でカウントダウンセレモニーを開催、2万7千人分の署名をJR東日本へ送った。
辻堂駅は駅建設費用や用地などを地元住民が持ち寄って誕生した、全国初の地元請願駅。以来住民は功績を伝えるため、終戦後と駅前開発の時期を除いて10年ごとに記念事業を行ってきた。
100周年を前にテラスモール湘南で行われたカウントダウンセレモニーでは、作詞家の故・林古渓氏が辻堂東海岸の思い出を綴ったといわれる唱歌「浜辺の歌」を駅発車メロディーとして採用することを求める約2万7千人分の署名を披露。運送会社へと託し、JR東日本に送り出した。
また、地元に縁あるミュージシャンのライブ、世代や地域の異なる住民がパネラーとして参加したシンポジウムも実施。自身の辻堂での思い出や街並みの変遷、独自に行ったアンケート調査報告などを話し、機運を高めた。
山田榮実行委員長は「発車メロディーを皮切りとした記念事業で大きな節目を祝い、さらに今後も先人たちの偉業を次世代へと伝え続けていきたい」と話した。
駅発車メロディーは、100周年を迎える当日始発からの実現を目指す。今後の記念事業は来年11月26日に駅南北で音楽隊の祝賀パレード、27日には山車・神輿の渡御、タイムカプセルの設置、まつりなど、記念誌の発行も予定している。
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