藤沢市と市観光協会、多摩大学の観光連携等協力協定締結を記念したシンポジウムが12月10日、藤沢商工会館ミナパークで開かれた。催しには約150人が訪れ、寺島実郎同大学学長らの話に耳を傾けた。
寺島学長は「新たなる視界からの観光戦略〜藤沢の役割〜」をテーマに講演。観光産業の発展のために地域がそれぞれ持つ歴史や文化を重視するべきと語り、歴史的に北条氏との関わりの深い藤沢の土地柄を例に挙げて、固有の地域性がグローバル的な観光戦略の力になると述べた。また自動車道の有機的な連結の重要性について説明し、「交通インフラの向上は都市部と地方との連携を活性化させる。そこで生まれる新たな価値観は、地域の力となる」と語った。
三者の協定は、2020年東京五輪で江の島がセーリング競技会場となったことなどを受け、外国人観光客の呼び込みや対応力強化を目指して11月に締結されたもの。協力の一環として、同大学の学生は語学力や異文化への知識を生かして、市と観光協会の事業をサポート。一方で観光協会が学生インターンを受け入れて人材育成に協力するほか、市が同大学のイベント事業に参加するなど、役割分担しながら五輪への準備を進めていくという。
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