武田薬品工業と京都大学iPS細胞研究所は12月15日、今年4月に締結した共同研究の内容がまとまり、がんや心不全など6つの疾患でiPS細胞技術の臨床応用を目指して共同研究を開始したと発表した。
共同研究では、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授が所長を務める京都大学iPS細胞研究所の研究者6人が、同社の湘南研究所(村岡東)で研究を行う。5年以内に臨床を目指す。
山中教授は「大学の研究者が企業に入って研究を行うことは新たな取り組み。iPS細胞という技術で1日でも早く病気で悩む人々を手助けできるように努力したい」と抱負を語った。同社代表取締役社長CEOのクリストフ・ウェバー氏は「この研究に参加できることは当社の誇り。革新的な研究になる」と話した。
武田薬品は、湘南研究所内に専門研究室を作り、来年4月には100人以上の研究者が10件以上のプログラムに携わる予定。
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