善行森の幼稚園(古郡民雄理事長)で今年、在園児から同園に届いたお年玉付き年賀はがき1枚が1等に当選していることが分かった。日本郵便によると、1等当選は100万本に1本の割合。古郡理事長はこの賞金10万円を原資に、「経済的理由で退園を余儀なくされる園児を支援する育英制度を発足したい」と意欲を燃やしている。
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「えっ、嘘でしょ?」「本当だ。1等に当たってる」。同園の職員は間違いがあってはいけないと、年賀はがきと当選番号を何度も照らし合わせた。「間違いない」。確かに1等のはがきだった。
旧郵政省の職員として勤務した経験を持つ古郡理事長は「これまでの60年間で『2等の自転車が当たった』という話を聞いたのが最高で、1等は聞いたことがない」と話す。
今回の賞金の利用について3月12日、理事会・評議員会を開催し「育英資金制度実現の原資に充てるのが望ましい」との結論に達した。
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