辻堂東海岸在住の木下順子さんが手掛けたアクリル画『ベトナムのおじさん』が、第39回ヨコハマ日曜画家展(横浜美術友の会主催)で東京新聞賞を受賞した。昨年は『ミーソン遺跡』で県知事賞に輝いており、2年連続の受賞となる。県内の日曜画家ら若手育成の公募展で、236点から各賞30点が選出された。
今回の受賞作は、一昨年スケッチ旅行で訪れたベトナム・ホイアンの船着き場で、賭け事をする男たちを描いた50号サイズの大作。選考委員からは「大作は構図が難しくなるが、構図も色使いも良い」と評された。木下さんは「甲高い声で客寄せをする女性の傍らで、我関せずとゲームに熱中する男性との対比が面白かった。昨年に続いての受賞で嬉しい」と喜びを語る。
50代から絵を描き始め、人間模様や社会性を帯びた作品のほか、近年は愛猫の風太くんを題材とした作品が好評を得ている。「今後は鮮やかでポップな作風にも挑戦したい」と意気込む。
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