鵠沼松が岡の第一はす池で「舞妃蓮(まいひれん)」の開花に成功し、名実ともに「はす池」の復活を遂げた。蓮の移植などを進めてきた市民団体「はす池の自然を愛する会」(武井創代表)の発足から42年、会員をはじめ、地元住民らの想いが、ようやく池一面に花開いた。
移植に成功した「舞妃蓮」は、1日目は薄桃色、2日目以降は白色へと変色する幻想的な鑑賞蓮。2014年に6株植え付けられたが、ほとんどの蓮根が腐ってしまったという。しかし、桶に移植した2つの蓮根から3輪の花を咲かせることに成功し、昨年は93輪開花していた。今年は6月10日を皮切りに順次開花し、7月末までに1000輪以上が咲くと見込まれている。
同会は、かつて蓮が自生していた「はす池」の復活を目指し、蓮の移植をはじめ、池の整備、アブラムシの駆除などを実施。8年前には特定外来種の浮草アゾラ・クリスターターが大繁殖し、地元住民とともに根気強く駆除を行ってきた。武井代表は、「池一面の開花にはもう少し時間が掛かると思っていたので、嬉しい」と話した。
問合わせは武井代表【携帯電話】090・8566・0990。
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