7月13日から始まる「ビーチバレーボール世界大学選手権大会」に出場する 但野 瑠勇(るい)さん 鵠沼海岸在住 20歳
ビーチバレーで頂点目指す
○…7月13日からエストニア共和国で開催される「第8回ビーチバレーボール世界大学選手権大会」に、日本代表として参加する。国内大会を勝ち上がった世界各国の大学生たちが、世界一の栄冠を目指して、しのぎを削る。これが自身にとって初めての海外での試合となるが「目標は優勝。最低でもベスト8に入りたい」と力強く語る。
○…市内で育ち、現在は国士舘大学3年で身長177cm。「外国人選手たちの体格は日本人とはまるで違う。2m以上ある選手も多い。だからノーマルな戦い方ではなく、工夫した戦略で臨みたい」と話す。パートナーは大学の先輩の黒川魁選手。今大会への出場を賭けて挑んだ昨年の国内大会ではペアで連勝を重ね、見事優勝を果たした。「接戦続きで楽に勝てた試合はない。だからこそすごく嬉しかった。先輩が引っ張ってくれたおかげ」と謙虚に振り返る。
○…バレー経験を持つ父親の影響で、小3のころ地元のバレークラブに入った。厳しい練習も苦にせず、日々楽しみながら続け、春の高校バレーでも活躍した。同時にビーチバレーも楽しくプレーしていたが、高2のとき、初出場した全国大会で決して強くないチームに初戦で敗退してしまう。「本当に悔しくて、以来本格的にビーチバレーの練習に打ち込んだ」。現在は土日や授業の合間をみて、鵠沼海岸や平塚のビーチで練習に励む。趣味はバイクで、「葉山まで夜景を見に走ったこともある」と笑顔を見せる。
○…「大学卒業後も、仕事をしながらビーチバレーの大会に出場したい」と語る。尊敬する選手は、ビーチバレー日本代表の長谷川徳海選手。「小学生のころから今でも交流がある」という。1点獲るたびに大きく声を上げる気迫溢れるプレーが「人を惹き付ける力がある」と話す。自身も胸に熱い気合をみなぎらせ、一意奮闘の全力プレーで世界一の栄冠に挑む。
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