卒寿を記念し、藤沢駅北口の銀座通りで書道教室を営む榛葉竹圃(はしばちくほ)さん(89)が2月20日(月)から26日(日)まで、美好画廊(藤沢1003)で初個展を開く。
榛葉さんは、日本書道家連盟展で内閣総理大臣賞、東京タイムズ書道展で文部大臣奨励賞などの受賞歴のある書道家。68年目を迎える書道教室「竹圃書道会」では、大人から子どもまで生徒に持ち、現役で指導を続けている。
個展には、これまで創作してきた書、刻字、水墨画を展示する。
思いを込めた書を展示
藤沢市で生まれ育った榛葉さんは、6歳で書道を習い始め、19歳で本格的に書道家を志す。若干23歳で自宅に教室を開き、中学校・高校でも専門講師として、子どもたちに書道の大切さを伝えてきた。
一方で、創作活動にも熱心に取り組み、年5回ほどある作品展に欠かさず出品し、多くの賞を受賞。書道家として評価は高い。
行書と草書を混ぜ合わせて書かれる行草体で、滑らかな筆運びと絶妙なかすれの味わい深さが特徴。今年9月に90歳となる現在でも指導と創作活動を続けている。
個展は、自身の書道教室「竹圃書道会」に隣接する空き店舗をギャラリーに改装したことをきっかけに、長年教えている生徒たちに後押しされ、オープンに合わせ初開催の運びとなった。書き溜めた「書」や、木材などの素材に美しく文字を彫る「刻字」、5年前から独学で始めている「水墨画」を展示する。教室の生徒らの作品も展示される。
榛葉さんは「皆さんのおかげで開催することができる。心を込めて書いたもの。多くの人に見てもらえると嬉しい」と話した。
開催時間は午前10時から午後6時。観覧無料。
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