モデルハウス室内のフローリングは県産材を使用した
神奈川県が、環境を守り将来へ向け活動している団体・個人を表彰している「かながわ地球環境賞」に、湘南地域で家づくりを行っている（株）イソダ（本社／鎌倉市腰越）が選ばれた。
同社は、かながわスマートエネルギー計画部門で受賞。昨年建築した高性能のＺＥＨ（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）のモデルハウスが、断熱性と省エネ性など国の基準を上回る優れた性能を備えていることが受賞の決め手となった。また、地元に密着した工務店として県産の杉やヒノキにこだわった家づくりへの取組も評価された。
（株）イソダは、２００２年に業界でも先駆けて省エネ住宅の供給を始めた。新たなモデルハウスは、同社の磯田誠次会長が「小さな工務店から時代の先端に挑戦」と建築。太陽光発電や蓄電池を導入し従来の家に比べＣＯ２を大幅に削減し、ヒートショックなどの健康影響を小さくすることに成功した。
同社の調べでは、２月の電気代は３千円以下で収まるほど、高い省エネ性能があるという。
磯田会長は「優れたものを多くの方々に紹介したい。また、このモデルハウスを利用して、子どもたちの環境学習の場としても提供していきたい」と話した。
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