創部70周年を迎えた湘南高校合唱部(岩本達明顧問)Bチームは3月12日、静岡県で開かれた「第6回関東ヴォーカルアンサンブルコンテスト」(全日本合唱連盟関東支部・朝日新聞社主催)に初出場し、金賞に輝いた。
同コンテストには部門別に小学生から一般までの50チームが出場。高等学校部門には22チームがエントリーし、湘南高校からは20人編成のAとBの2チームが出場した。
本番では発表曲としてAチームは混声合唱とピアノのための「もうひとつのかお」から『あなた』、Bチームは混声合唱のための 『聖母まりあの連祷』を選んだ。顧問の岩本教諭が「どちらも詩に込められた思いや場面の表現が難しい」と話す、難易度の高い曲での挑戦だった。発表順が2番目となったAチームは緊張もあり、うまく表現しきれなかったという。最終発表だったBチームメンバーはその様子を見て奮起し、プレッシャーをはねのけて力強く歌い上げ、審査員から高い評価を受けて金賞を勝ち取った。
岩本教諭は「本番は予想以上に完成度の高い仕上がりで、短い練習の中でみんなよく取り組んでくれたと思う。Aチームの仲間がいたからこそ、Bチームが金賞に輝けた」と評価する。Bチームでリーダーを務めた山下日菜子さん(2年)は「この金賞を胸に、これからもみんなと一つひとつの舞台を大切に歌っていきたい」と喜びを噛みしめた。
過去には部員不足で存続の危機を迎えた時期もあったという同部。現在は男女64人が所属するまでに成長した。4年前に岩本教諭が同校へ転任してきて以来、神奈川県大会やNHKコンクールなどで好成績を残し続けている。
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