藤沢版 掲載号:2017年5月19日号

湘南青色申告会の会長として60周年記念式典を行う

松浦 賢一さん

鵠沼海岸在住 63歳

何より人の気持ち大切に

 ○…藤沢、茅ヶ崎、寒川の2市1町に約6000の会員をもつ湘南青色申告会の会長として、5月23日に創立60周年記念式典を開催する。4月に一般財団法人化も果たし、「長い歴史をもつ会も法人化をしたことで新たなスタートとなった。いわばピカピカの1年生。地に足をつけ、背伸びをせず一歩ずつ着実に会の運営を行っていく。そして地域に頼られる組織にしたい」と落ち着いた口調で話す。

 ○…事務方からトップに立った全国の申告会でも珍しい存在だ。申告会へ入所したのは、東京での百貨店勤めを辞めた1981年。ちょうど姉が横浜市鶴見区の申告会に勤めていたことが縁となった。「若い頃、会報紙で税務署長と会長の挨拶文が入れ替わってしまったことがあって、その時は本当に真っ青になった」と失敗談を明かし、その時にある人からかけられた「人間は失敗がある。大切なのはそのあと何をするかだ」との言葉が今も忘れられない。その優しさに触れ「何よりも人の気持ちを大切にする」がモットーになった。

 ○…1954年、横浜市鶴見区生まれ。結婚を機に藤沢に移り住んだ。今は大学のサークルで一つ下だった妻と鵠沼海岸で暮らす。サッカー小僧だったこともあり、スポーツが大好き。とにかく体を動かすことが好きなのだという。それでは今もと話を振ると、「今は外に出ることがなくなった。もっぱら観戦ばかり」とちょっとさびしそう。

 ○…「実は心配性」と、ちょっと強面の顔からは想像できない言葉が飛び出す。「この前も健康診断で指摘され、胃カメラを飲んできた。結構気が小さい方なのかもしれない」と笑う。スリムな体型はそのせいかも。「この仕事は人様の財布の中身を扱うことから責任は重大。それでも人間がすること。みんなには『頭はないけど、ハートはある』とよく話している」と破顔。相手に寄り添う気持ちを大切に大所帯の組織を動かしていく。

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