ジャガイモ収穫が最盛期を迎える6月、藤沢市内各所では子どもを招いたイモ掘りが行われた。
なかさと児童クラブ
宮原地区の大昭橋近くの畑では22日、「なかさと児童クラブ」の小学生によるイモ掘りが行われた。この畑は荒廃地利用として、近隣住民がざる菊や野菜などを栽培している土地。普段からクラブへ野菜を届けている椎野幸一さんが、食育の一環として初めて行った。
畑には児童約30人が集合。椎野さんは種イモの説明や、イモが育っていく過程などを手書きの絵でわかりやすく解説した。レクチャーが終わると児童たちは薄黄色のメークイーンをはしゃぎながら掘り起こし、おやつなどの材料としてクラブに持ち帰った。
椎野さんは「今回のイモ掘りや今後計画中の種イモの植え付けなどを通じて食べ物の大切さを肌で感じ、成長のステップにしてもらえれば」と話した。
聖園子供の家
「藤沢グリーンライオンズクラブ」(北村博子会長)は26日、クラブが管理する用田の畑「槃遊苑」に、児童養護施設「聖園子供の家」の児童を招待し、恒例のイモ掘りを行った。
この取り組みはクラブメンバーと子どもとのふれあいを目的に毎年春と秋、2カ所の児童養護施設の子どもを交互に招いて開いているもの。長靴姿で現れた約20人の子どもたちはクラブメンバーから「この辺を掘ってごらん」などとサポートを受けながらイモ掘りに没頭。採れたイモはその場で調理され、昼食として振る舞われた。その後、レクリエーションとしてバルーンアート体験も初めて行われ、交流を深めた。
北村会長は「雨が降ってしまったが、かえって子どもたちとの距離が縮まった。とても良い交流の場になった」と話した。
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