六会小6年の根本悠雅くん(12)が、5月27日に開催された「横須賀・三浦100Km・65Kmみちくさウルトラマラソン」で65Kmを完走した。小学生での出場は悠雅くんのみ。母親の文枝さん(41)と最年少での完走を果たした。
兄の代わりに出場
そもそも悠雅くんは、中学3年の兄のピンチヒッターだった。10年ほど前からマラソンに励む文枝さんは、長男と2人でエントリーを済ませていたが、体育祭の日程と重なってしまった。困っていたところ、悠雅くんが「おれが走るよ」と名乗りを上げたという。
当日、2人は横須賀のヴェルニー公園をスタートし、海岸線に沿って三浦半島を南下。アップダウンが激しく、高低差100mというポイントも。途中には郷土料理の立ち食いができる給水・給食所があり、悠雅くんは時折、料理を楽しみながら走った。沿道からは「いくつなの?頑張ってね」と声援が飛び交ったほか、出場者からも「坂まで一緒に走ろう」などと温かい声を掛けられたという。いつでもリタイアができるよう、ポイントごとに父親が車で待機していたが、離脱することなく9時間38分16秒で走破した。文枝さんは「体力がある方ではないし、普段練習しているわけではないので、絶対ムリだと思っていた。パパが待ってくれているという安心感は大きかったと思う。次は家族4人で完走したい」と語る。
悠雅くんは「気楽に走った。途中で転んだり、足が痛くなったけれど、走り切れて良かった」とはにかむ。
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