市民から寄付された文房具や支援金を、インドネシアの貧困地域の子どもたちに寄贈しようと、藤沢の高校生らが7月28日、市内のNGO「湘南とアジアの若者による未来創造事業実行委員会」とともに、インドネシアの首都ジャカルタに向けて出発する。東南アジアの学生を藤沢に招き、異文化交流などを推進する同NGOが主催する支援事業の一環で、生徒たちは8月4日まで、現地の学校訪問などを通じて交流活動にも取り組む。同NGOによると、現地での活動に高校生が参加するのは数年ぶり。
インドネシアに向かうのは、市内在住の百瀬真弓さん(高2)、安田愛志さん(高1)、茅ヶ崎市在住の戸井田未遊さん(高2)。同会の和賀井稔代表が引率する。
現地の子どもに寄贈する教科書の購入資金を募るため、生徒たちは6月、辻堂駅前で街頭募金を実施。3万2000円ほどが寄せられたという。また物資の提供も呼び掛け、六会中学などの生徒たちが文房具を提供。7月中旬までに段ボール3箱分が集まった。
百瀬さんは出身校の明治中学の生徒らに依頼し、現地に提供するポシェット10袋を製作。22日には明治市民センターで、和賀井代表や市民数人とともに、寄贈された文房具をポシェットに詰める作業を行うなど、準備を進めてきた。
百瀬さんは「初めてインドネシアに行く。アジアの貧困について学ぶ良い経験になると思い、参加した。現地の子どもたちに元気を届けたい」と意気込みを語った。
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