県立境川遊水地公園の職員が制作した、同遊水地の精巧な大型立体模型が8月5日、園内の今田管理センターで初めてお披露目された。3月に開所した同センターでの初のイベントで、当日は市内外から多数の親子連れが来所した。
立体模型を制作したのは、同センターに勤める杉廣将さん。きっかけは、「遊水地の機能について、地域住民が分かりやすく理解できるよう、立体模型で解説しよう」との、職員たちからの提案だった。「幼いころからプラモデル作りが好きだった」という杉廣さんが制作を担当。4月から一人で作り続け、約4カ月かけて完成させた。
縦60cm、横90cmの木枠の中に作られた同立体模型。発泡スチロールを削り、着色を施してビオトープ、サッカー場、テニスコート、車道など、遊水地内の景色をほぼ正確な縮尺で再現した。防水加工も施してあり、実際に水を流し入れると、境川が氾濫した際、どのように遊水地に水が溜まり、水害を防ぐのかが一目で分かる仕組みになっている。
模型を目にした子どもたちは「すごい」「本物そっくり」と歓声を上げていた。
杉廣さんは「喜んでもらえて嬉しい。制作した甲斐があった」と語った。同園は今後、立体模型を園内の境川遊水地情報センターに展示するとしている。
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